七つの魔剣が支配する 5巻 感想

 

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オリバーの復讐がメインの巻でした。

 

今回の相手は単身で時代を百年進めたといわれるゴーレム使いのエンリコ先生。

これまでの授業や言動からただ頭のおかしい狂人かと思いきや、相応の信念や正義を持っており、その過去も壮絶でした。キャラクターの過去や理想が垣間見えるからこそ、敵も嫌いになれないんですよね。

また、今回の戦いの中でオリバーの母であるクロエの過去も断片的登場し、オリバーの力について明らかになりました。仲間を犠牲にしながら、なんとか復讐を遂げたオリバーたちですが、今後の復讐はさらに厳しい戦いになりそうです。

 

オリバーの復讐の今後やカティやピート、ナナオたちの成長、クロエとその過去についてなど気になる点が多く、今後の展開が楽しみです。

 

〈あらすじ〉

日々の授業に苦戦しながら、それぞれの形で成長しようとするナナオたち。一方、2人目の仇討の相手をエンリコに決めたオリバーは、仲間ととも入念に計画を立てる。単身にて時代を百年進めたといわれるエンリコにどう挑むのか。