ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 4巻

こんにちは、マーチです。発売から少し経ちましたが、感想をあげたいと思います。

 

4巻では沙優の過去、吉田と出会うまでの物語が語られました。

沙優の生い立ちや高校での事件は想像以上の過去で読んでいて辛かったです。しかし、いずれも現実社会を反映させたものに感じられて、私自身も考えさせられる部分が多かったです。また、沙優が帰るまで一週間となり、正義とは何か。自分はどうすればよいのか。と悩んでいる吉田にも考えさせられました。

個人的には、社会的な正義と個人の正義の狭間で葛藤する吉田に、普段怒らない橋本が怒りながらアドバイスするシーンがかっこよかったです。他にも三島や後藤さんが沙優にアドバイスするシーンなど、吉田の周りの人たちの良さが出ていたと思います。

 

次巻はついに沙優の実家がある北海道へ...展開が気になります。

 

〈あらすじ〉

家でJKの沙優とサラリーマンの吉田、2人の同居生活は沙優の兄・一颯が訪ねたことで突然終わりを迎えることに。家に連れ戻されるまでに与えられた猶予は一週間。吉田がそうしてくれたように、自分自身と向き合いたい。タイムリミットを前にして、沙優はゆっくり生い立ちや過去を話し始める。吉田と暮らした日々で、彼女が得たものとは。